chown(チェンジオーナー)
chownは CHange OWNer の略で、ファイルやディレクトリの属するユーザーやグループを変更するためのコマンドです。
chown [ユーザー名](:[グループ名]) [対象ファイル]
という形で利用します。グループ名はオプションなので省略可能です。
ただし、多くの場合chownは管理者権限で実行しないといけない設定になっています。sudoをつけて利用するケースが多くなるでしょう。
例1) hoge.txtの所有者をrootに変更する
sudo chown root hoge.txt
例2) hoge.txtの所有者をapacheかつ所有グループもapacheにする場合
sudo chown apache:apache hoge.txt
なお、所有グループのみを変更する場合にはchgrpというコマンドがあります。興味のある方は検索などで調べてみると良いでしょう。
chownのオプション
-c --changes
-c はchownを実行した結果、所有者、所有グループに変更があった場合のみ実行結果を表示するオプションです。 chmodの-cとほぼ同様と考えて良いでしょう。
-R --recursive
-R はchownで指定したディレクトリとそのディレクトリ以下のファイルやディレクトリの所有権を再帰的に変更するオプションです。