環境構築とは
そもそも、環境構築とはなんのことで、なんのために行うのでしょうか?
環境構築とは、Webサイトを公開するためのサーバーを、自分のマシン上に再現することです。
LAMP環境
Webサイトを公開するためのサーバーの構成は色々な種類がありますが、その中でも代表的なものが
- Linuxをインストールして
- Linux上にWebサーバーソフトウェア(apache)をインストール
- apacheのモジュールとしてPHPを動かす仕組みをインストール
- Linux上にmysqlをインストール
という作業を行って完成する「LAMP環境」と呼ばれるものです。
LAMPとは
- Linux
- Apache
- MySQL
- PHP
のイニシャルを繋げたものです。
LAMP環境を構築することによって、ドキュメントルート内に設置されたPHPファイルを読み込んで実行したり、データベースを利用したりすることができるようになります。
このLAMP環境は、レンタルサーバーなどではすでに構築済みとなっていることが多いので何も設定せずにそのまま利用できます。
自分のマシン(Win or Mac)にこのLAMP環境を再現することにより、サーバー上での動作を本番サーバー上ではなく、自分のマシン上で確かめることができるようになります。
仮想環境とは
仮想環境とは、Linuxをインストールしたマシンを用意する代わりに、利用中のOS(Win or Mac)上に別のOSをインストールし、あたかも利用中のOSの一つのアプリケーションであるかのように動作させる仕組みです。
このとき、利用中のOSを「ホストOS」、アプリケーションの一つとして動作するOSを「ゲストOS」と呼びます。
- ホストOS: 現在のマシンのOS
- ゲストOS: ホストOS上の1アプリケーションとして動作するOS